耳より!SPかわら版
第12回:「相談対応」がいかに職場のストレスを解消させるか
毎日忙しい生活を送る中で、ストレスの発生は簡単には避けられません。
厚生労働省の調査によれば、自分の仕事に関する事柄で、強いストレスを感じることがある労働者の割合は、59.5%でした。
ストレスは精神疾患や集中力の低下など、様々な問題を引き起こします。
「労働者の心の健康の保持推進のための指針」では、セルフケア・ラインケア・産業医や衛生管理者等によるケア・外部の機関や専門家によるケア、の4つが重要であるとされています。
この中で企業が取り組む必要があるのは、ラインケア(管理監督者が行う、職場への改善と相談対応)です。先ほど記載した厚生労働省の調査によると、誰かに相談したことでストレスが解消された、解消されてはいないが気が楽になった、という回答が、合計で92%にまでのぼりました。
つまり、相談できる環境をつくることは、従業員のストレスの減少に効果的なのです。
従業員のストレスが軽減されれば、職場でのパフォーマンス向上にもつながるのではないでしょうか。
2017-12-25
SpecialMedico