耳より!SPかわら版
第6回:勤務間インターバル規制
かつては「昨日は明け方まで仕事でほとんど寝てないよ」という睡眠時間が少ない=仕事をしている
というようなセリフが日常的に聞かれ、それが当たり前かのように勤務をしている時代もありました。
ここ数年で労働時間よりも労働の質が問われるようになり、また、長時間労働を是正する国の動きも強まっています。
そのような中、勤務の終了時間から翌日の勤務開始時までに一定のインターバル時間を設け、休息時間を
確保しようという「勤務間インターバル規制」を導入する企業が増えています。
特に24時間対応をしなければならない業界ではこの制度を導入する事で各自が一定時間休息をとる事が可能となり
離職率の低下や生産性の高まりが期待されます。
EU諸国では「24時間につき最低連続11時間の休息時間」が義務化されています。
日本では取り入れている企業によって7時間、8時間、10時間と様々です。EU諸国に比べると短いです。
往復の通勤時間が長い人にとっては7時間のインターバルは休息とは言えないですね。
中小企業にはこの制度を導入すると関連助成金が出る方針です。
残業規制、インターバル規制など働き方改革は今年も進んでいきますが、従業員側、企業側の意識改革が
最も必要なテーマだと思います。
2017-02-27
SpecialMedico